これさえあれば大阪人にも負けない“たこパー”をすることができます！どんげやの粉とマゼスターがあれば簡単に、便利に、美味しいたこ焼きが作れます。（１袋で約２５個分）美味しい生地さえできれば、あとはお好みの具材を入れるだけ。だって、たこ焼きは自由！焼く技術はやればやるほど上手くなる。そのコツは…この先の動画をチェック！　ここに“たこパー”の全てがあります。

たこ焼き発祥のお店がある地域の近くで生まれ育った僕は、大阪の中でもコテコテのたこ焼き人である。当時、僕の地元には、今のコンビニみたいに、歩けばたこ焼き屋があり、僕の家からは1分も歩けばたこ焼き屋があった。小学生の頃、学校が終わると小銭を握りしめ、お気に入りのたこ焼き屋に行ってはおやつにたこ焼きを食べていた。その中でもダントツに美味いたこ焼き屋があった。家から10分ほど歩いたところにある2坪ほどの小屋のようなお店。おばちゃんとダウン症の兄妹が手伝う小さな小さなお店。未だかつて、ここのたこ焼きを超えるたこ焼きを食べたことがない。5個入り100円。小さいたこ焼きとは言え、今では考えられへん。とにかくめちゃくちゃ美味い。そこのたこ焼きは、タコ以外何も入っていない。ネギも、紅生姜も、ソースも、かつお節も、青のりもない。生地の味と、タコの食感だけ。外はふわふわ、中はトロトロで殺人的熱さ。何度口の中の皮がベロベロになったことか・・・食べ終わると"腹一杯食べたい"と、いつも思っていた。小さな子供の小さな夢。そう、大人買いである。 ある時その夢が叶う。家に来たお客さんが、そこのたこ焼きをお土産で持って来てくれたのだ。大きな身体のそのおっちゃんが持つビニール袋の中から、うす紫色の紙に包まれたたこ焼きがこれでもか！とばかりに、もの凄い香ばしい、いい匂いが溢れ出し、僕を誘う。しかも、容器がデカイ。当然、僕の目線はおっさんそっちのけである。おっさんが中に入り、テーブルの上に置かれたたこ焼きを家族みんなで囲む。うす紫色の紙をおかんが開けると、光放ち現れたそのたこ焼きはなんと全部で50個。ひと目でわかったんじゃない。親たちが僕の興味のない話をしてる間に一つずつ小さく指さし、数えてやったのだ。いったい何個食えるか？腹の心配ではない。姉もおる。おとんとおかん、更にはたこ焼きを持ってきたおっさんもおる。争奪戦の始まりのゴングが鳴るのを一人待つ。親のGOサインがでるのが遅い。まだか??餌を目の前にした犬の気持ちがよ～く分かる。「はい、どうぞ」合図が出た瞬間、一気に喰らいつく。それを見た親の"待て"は聞こえない。いや、聞こえていないことにする。食らいつく僕を見て、なぜかみんな笑いだす。全く意味不明である。夢中でたこ焼きを食べる僕。みんな笑顔。今考えても、とても幸せなひと時であった。残念ながら、そこのたこ焼き屋は現在は失くなってしまったそうだ。もう食べられないのである。僕の世界でそのたこ焼きを超えるたこ焼きがこれから先現れることはない。しかし、僕はあの時食べたたこ焼きの"味"を今もこれからも忘れることはない。家族が、たこ焼きのようにまんまるな笑顔になる。僕にとって世界で唯一のたこ焼き。どんげやが目指し続ける一つのかたちである。

• なにわたこ焼き どんげや 若草通 本店

  • 宮崎県宮崎市橘通東3丁目2-14
  • Open．平日 17:00～25:00 不定休
  • 金.土 17:00～26:00
  • 日.祝 17:00～00:00
  • Tel．0985-23-2503

• なにわたこ焼き どんげや 一番街 ２号店

  • 宮崎県宮崎市橘通西3丁目3-17 ミッキービル1階
  • Open．平日 19:00～26:00 不定休
  • 金.土 19:00～27:00
  • 日.祝 19:00～25:00
  • Tel．090-5932-1020

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